1887年 STEINER
あれから40年。そうだ今日で41年前のÉpiphanieの日だった ---------。 雪の上をランプの光が照らしだす。すると 光の先に 大きな黒い犬がいた。 毛足が長いオオカミのような頭のシエパード犬が、4つ足で立っている。 犬は動かず。叫ぶのをやめ 僕たちを窺っていた。 父はまっしぐらに犬に駆けつけ、彼を撫でた。犬は父の手を舐める。 見るとこの犬は小さな荷車のようなものに繋がっている。その おもちゃのような荷車は3 4枚の羊毛の 毛布で被われていた。注意深く 幾重にもなった布を取り除き 小さな荷車のようなもののドアを 開けて バプティストが中をランプで照らす。すると そこに赤ん坊が眠っていた。 父は声を挙げ、 神の子を偲ぶ l’Épiphanieのまさにこの晩、愛の子を授かった哀れな母親が我がドアを鳴らしたとは。 父は一息つくと、ありったけの力を振り絞り、暗い夜の空の四隅に向い4回叫んだ:「この子を預かったぞ! " ------ 僕たちが この赤子を連れて 居間に戻った時の光景は忘れる事ができない。  眼を覚ました赤ん坊は あふれるライトと廻りに集まる家族を漠然と眺めている。 その碧い眼で 心配そうに。 赤ん坊は養女になり すくすく育ち年月が過ぎた。 優しく、思いやりが深い、従順な子なので 皆に愛された。 もし母が阻んでいなければ ひどく甘やかされていた事だろう。
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