フランソア ゴーチエ Scroll mark 9号 1887年 60cm オークションにてこの子を出展したムッシューから興味深い話を聞きました、この子は彼のお祖母様の大事にしていた人形で彼女が他界してから80年間屋根裏に眠っていたそうです。80年前と言うと第二次大戦中、彼女はこの子を戦争の被害、戦後の略奪から護るために大事に屋根裏に隠していたのでしょう… ドレスと帽子、下着も当時のものです。体のゴムの状態から見ても80年間眠っていたのが分かります。顔も体も汚れ、頭と体が辛うじて繋がっている状態でした。家につれて帰り綺麗に洗って、ゴムも付け替えやっと80年の眠りから覚めました。 ビスクもボデイもほぼ完璧で、優雅で中世の顔立ちは稀に美しく、大きな甘えた瞳は魅力です。お祖母様が大事していたのがわかります。80年間の眠りから覚めたばかりのゴーチェのお人形さん 大きな瞳が印象的です。ボデイがくたくたで首がくったりその様子が何とも愛らしくもあるのですが 現在ゴムの入れ替え中 ボデイは長い間 眠っていたせいで殆ど傷んでいません
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